今日は、北小を会場に『大町市平地区 人権を考える市民の集い』が行われました。
北小からも、4年生以上が参加させていただきました。
会場内には、昨年度の市内小中学校人権教育ポスター展の入選作品のコピーが掲示されました。
講演会に先立ち、6年生の代表2人が『あいさつと人権』というテーマで意見発表をしてくれました。
いよいよメインイベントの講演会です。
『君は一人じゃないから ~LGBTQの啓発に向けて~』という演題で、性同一性障がい啓発家、LGBT啓発講演家の長岡春奈さんに講演していただきました。
また、この会は開会から閉会まで、手話通訳さんが手話で内容を伝えてくださいました。
講演の内容はLGBTQということで、小学生には少々難しい話だったかもしれません。
でも、春奈先生ご自身が壮絶ないじめや差別で一人苦しくなっていた時に中学時代の担任の先生に救われたという経験があり、講演中何回も「苦しくなったら、先生に言えばいいんだよ。」「もちろんお母さんでもいいんだよ。」と子どもたちに話しかけてくれました。私たち職員も嬉しくなりました。みんな、全力で相談に乗るからね!
春奈先生、お母様と一緒のご来校でした。
お母様には、苦労を掛けたということで、ほぼ全ての講演会に一緒に行っているとのことです。その講演地にて母娘で美しい景色を見たり、美味しいものを食べたりしているのでしょう。もちろんお母様も娘さんの活動ぶりを温かく、そして誇らしく見守っているのでしょう。
私は、お礼の言葉でも言いましたが、この北小をあらゆる子が学びやすい学校にしなければならないと強く感じました。それは、この子たちがやがて大人になり、あらゆる人が住みやすい社会づくりに貢献してくれることにつながると信じているからです。
春奈先生、当事者だから話せる貴重なご講演を、本当にありがとうございました。