5月24日(月)に開催された2021年度第2回目の北小カフェについてご報告します。
今回はなんと!過去最大の20名の方にご参加いただきました!!!
在校生の保護者の皆様、北小でボランティア活動をされている皆様、学校運営今日議員の皆様をはじめ、大町市教育委員会生涯学習課から、大町市地域包括支援センターから、大糸タイムスから、野良猫情報局からお越しいただきました!そして、今回はスペシャルゲストとして、大町市美麻小中学校のコミュニティスクールコーディネーターをされている文科省総合教育政策局CSマイスターの前川さんと、長野県教育委員会生涯学習課の大工原さんにもご参加いただきました!
なぜなら、実はこの「北小カフェ」の取り組みが注目を集め、6月17日に県の「中信地区コーディネーター等研修会」でお話させていただくことになったからです!
ワクワク、そしてドキドキです。
そんな大盛況だった今回の北小カフェの目玉企画は、宮入校長先生からの『とてもわかりやすい』北小学校の経営ビジョンのご説明でした!
コミュニティースクールを活用した地域連携カリキュラムは、子どもたちを学校が掲げる目標に導くための大切な3つのカリキュラムのうちの1つです!そのコミュニティースクールに参加する上で、「目標」を共有することはとても大切です。プリントでは配られる学校の経営ビジョンですが、校長先生から直接、そこにある考え・想いをお伺いする時間はとても有意義でした!
【校長先生が説明されている様子】
「学び続ける子ども」が北小の目指す子ども像です。
学校での学びで終わるのではなく、実社会に出てからも学び続ける!という意味です。
そのために大切にされている「学びづくり」と「関係づくり」について、熱くそして分かりやすくご説明いただきました!
※全ての子どもが分からないを分からないまま終わらせないための「対話を軸とした協働の学び」。
※頼られ、頼ることにより、自己肯定感が育まれる「聴き合える関係づくり」。
※良い関係づくりができると、環境が整い、豊かな学びにつながるという相乗効果。
【熱心に校長先生の話を聞かれている参加者の様子】
参加者の皆さんから、「とってもよかった!」と大好評でした。
みなさんと一緒にこのステキな目標を目指して、学校・子ども達と関わっていきたいと強く感じました。また、中学校との連携はもちろん、学校再編を控える今、地域の宝である子どもたちの学びのために、大町市全体でビジョンを共有していきたいと思いました。
そして、目標を共有できたからでしょうか・・・
その後は、話題がつきることなく、20名全員での対話が盛り上がりました!
●「学ぶ意欲」を育むことの大切さ。地域はそこに貢献できることがあるのではないかということ。
●小学校から対話・協働の学びを経験している子ども達は、中学校でも明らかに違うという実感があること。
●ドラマ「ドラゴン桜」で、これからの時代に必要な力が分かりやすく表現されていること。
●子ども達が地域での学びを通して、過去にも行政に影響を与える事例があったこと。
●学校での子どもの評価(通知表)でも、特に子どもの意欲・態度の評価方法が変わっていること。(手を良くあげる子ではなく、本質的な意欲を見極める評価になっているとのこと)
●子どもが何を学び・どの大人に当てはまるかは分からないこと。
●「出会い」と「行動」の大切さについて。
●子どもの学びのために、大人が「のぞき穴」を作ってあげることについて。
●「自分で問いを作れるようになる」ことを目指すことについて。 等々
また、前川さんから、美麻小中学校の「放課後子ども教室」についてご紹介いただきました。
素晴らしい取り組みです!多様な子達が参加できるように、様々なメニューが用意され、子どもたちがその中から選択をし、参加している教室です。保護者や先生からの参加希望もあり、交流が深まっていることをご紹介いただきました。
学校の先生が必要とされていることをヒアリングし、支援させていただくスタイルだけではなく、地域発の行動を起こし、そこに先生たちが興味を持ってくださり、参加してくださるスタイルの可能性に気付くことができました。北小でもスタートしている放課後子ども教室ですが、その展開方法を今後検討していきたいと思いました。
次回は、
6月14日(月)9:00-11:00頃@多目的室です!
どなたでもご参加いただけます!途中参加、途中退室も自由です!ぜひお越しください!