今日は、朝から雨。
そのため、2年生とくらし支え合い友の会の皆さんとの落ち葉掃除交流会は延期となりました。
そこで今日は、先日行われた3年生の小麦の授業についてお伝えします。
市内の産業を学ぶ社会科の授業で、農業も学んでいる3年生。夏休み明けに、有機農法による米づくりについて田んぼ農家さんを訪問して教えていただいたことは、ここでもお伝えしました。
そして、今度は小麦づくりについて教えていただきました。

講師の先生は、県の農村生活マイスターです。旦那様は、市の調理師会会長さん。まさに種蒔きから口に入るまでの一環がお仕事です。そんな先生からは、いろいろなおはなしを聞けそうですが、今回はその中でも、小麦に特化して食育を混ぜ込みながらの授業をしていただきました。

実際に、麦をムギュッと掴んでみる子どもたち。
国語で習った「すがたをかえる大豆」同様、麦穂がどんどん姿を変えていくことも学びました。麦の粒が粉にすがたをかえた小麦粉を手にして凝視する子どもたち。

また、講師の先生が実際に栽培されている小麦は、市内八坂地区にある堆肥センターで給食の残飯などから作られた堆肥を使用しているとのことで、食の循環や安心安全な食材づくりについても教えていただきました。
この日は、先生のお宅で穫れた麦を全粒粉にした粉を提供いただき、給食室でマフィンにしてもらって全校で食べました。

また、全校の子どもたちにも見られるようにと、麦粒と小麦粉と全粒粉のサンプルを展示していただきました。
そんな3年生が、今度はお礼の意味も込めて講師の先生の麦畑で出向き、麦踏みの体験をさせていただきました。

作業当日は、小春日和の温かい日となりました。

この日は、講師の先生ご夫妻だけでなく、市議会議員さんや市役所、
社会福祉協議会の方、有機栽培農家さんなど多くの方と協働させていただきました。

まずは、麦踏みとは何か、なぜ麦踏みをするのかという説明をしてもらいました。

さぁ、麦踏みの作業開始です。

綱渡りをしているような感覚で、楽しく麦踏みをする子どもたち。「元気に育て!」「強く育て!」と願いを込めて一歩一歩丁寧に踏みながら、何度も往復する子どもたちでした。
以前は、水田の裏作で小麦を作るところも多かったのですが(私も子どもの頃麦踏みをしました・・・正しくは、させられました(笑))、最近はあまり見かけなくなりましたね。それだけに、3年生は貴重な体験をさせていただきました。
講師の先生ご夫妻、麦踏みにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。